年末の「すす払い」

梁に溜まった塵まで、綺麗に落として頂きました。ちょっと一息。皆さん有難う御座いました。
早いもので、今年も残すところあと20日を切ってしまった。
12月に入ると、1日の過ぎていく早さが一段と増すのは気のせいだろうか…
今月は行事も目白押しで、「大黒祭」、保育園「発表会」、空手「演武会」等々、皆さんのお蔭で盛会に催す事ができ、感謝感激である。
先日は当寺の“すす払い”大掃除を行い、檀信徒、関係者のご協力を得て、本堂や庫裡が見違えるほど綺麗になった。
年末のこの時期、各ご家庭や事業所におかれては、何かと出にくい時期でもあるのに、昨年同様、多くの方がお手伝いに来てくださり、有り難い気持ちでいっぱいになる。ことに、宗旨も菩提寺も違うのに、何かと当寺に足を運んでお手伝い下さるAさんには頭が下がる思いだ。
「塵も積もれば山となる」とはよく言ったものだが、掃除をするとその一年に溜まった垢の量がよく分かる。塵は小さく目には見えにくいが、着実に溜まっているのだ。
これを“塵”ではなく“行動”に置き換えると、どうであろう。
1日1回、どんな小さな事でも続けられれば、一年後には大きな成果として実を結ぶはずである。
掃除をすると、手足はもとより体も汚れるが、その分“心”は磨かれて輝くような気がする。決して楽ではないが、掃除からも何かのヒントを得ることがあるものだ。
今回、自らの体を汚しながら“すす払い”のお手伝い頂いた皆さんには、心から御礼申し上げたい。