先週末、親子でお世話になっている空手古武道『龍真会』の合宿が、赤坂の「福山市自然研修センター」にて行われた。
午後１時半の集合に始まり、宿舎の準備、身支度、そして練習と、あっという間に夕方になってしまう。気持ちよく汗を流した子ども達は、夕食をペロッとたいらげていた。その後は恒例の肝試しに備え、コースを皆で散策する。自然に包まれた環境で空気も美味しく、虫の音がとても心地よく感じられた。日が落ちると、いよいよ肝試しの開始である。各班がそれぞれ２、３人のチームに別れ出発する。以外に怖がる子も少なく、思ったよりも楽しんでいたようであった。
その後、はしゃいで汗だくになった体をお風呂で流すが、10人以上の子どもがいっぺんに入ると、そこはさながら戦場と化すものである。予期せぬ動きをみせる子ども達を見て、非常に楽しませて頂いた。
しばらくすると他の利用者も来られたので、収拾がつかない子ども達に“喝”を入れて速やかに退場させる。
子供達の入浴が終わると、一般門弟は最高師範Ｍ先生を中心に囲み、夜遅くまで“親睦”を深めることになる…
壮絶な夜が明け、起床時間となる。朝日がとても眩しく感じるが、涼しく爽快な朝であった。その後、部屋の片づけを済ませ、朝食をとり、午前の練習へと突入する。文化センターに通う同門の子ども達が合流し、さらに熱の入った練習となった。
今回は大人、子どもを合わせると60名以上にもなる参加者であったが、最高師範や各師範のご指導のお蔭で、充実した練習内容となった。特に今合宿は、12月3日に当寺を会場に行われる『演武会』の演目を中心に、親子揃って練習が出来たことも有意義であった。また同門の皆さんとも親睦を深める事ができ、一般門弟にとっても楽しい思い出となった事であろう。
『龍真会』は最高師範のお人柄もあり、門弟もどんどん増えておられる。今後も心身共に鍛錬すべく御指導頂き、12月の『演武会』、大晦日の『浄心水行』に備えたいと思う。