サマースクール

今回、子供達が一番喜んでいた「流しそうめん」。子供達が中心になって行った、祈願法要。
先日、寺族や檀信徒の子ども達を対象とした、『第4回サマースクール』(夏休み研修道場)が、緑あふれるJ寺で開催された。午前10時から午後4時までの間に、遊んだり勉強したり、仏教に触れながら楽しいひと時を過ごす訳である。今回は年少児から小学6年生までの約30名が集い、お寺ならではの環境のなか、様々な体験をさせてもらった。
私たち親子は、お昼から参加させて頂いた。到着すると、本堂前に組まれた大き青竹の流し台の周りには、子供達が所狭しと陣取っていた。ふだん体験することの出来ない「流しそうめん」に、かなり興奮気味であった。これも朝早くから青竹を切って準備してくださった、師父や有志達のお蔭である。
昼食後は日蓮聖人のビデオを皆で観賞し、仏教賛歌や法要の練習をして、その後行われる「祈願法要」に備えた。お寺の子どもであっても“鳴り物”に触ることはあまり無く、はじめて使う仏具に少し緊張していたようだ。それぞれの役割分担がこなせるようになり、しばし休憩…間もなく法要が執り行われた。どの子も、自分が主体となって行う法要に一生懸命であった。
また、我が子を見守る親御さんは、誰しも同じ心境であったに違いない。
法要も無事終わり、閉校式。一人一人に記念品が手渡された。
子ども達は夏休みの楽しい思い出を、1ページ増やしてくれたことであろう。そんな様々な経験が“心の糧”となる事を願っている。
我が子を見守るM寺の奥様。美しい光景です。みんな真剣に、お経を読んでいます。