身近な歴史探訪

皆で揃って、お祈りしました。願いごとが叶うといいね!多くの方が、当寺にいらして下さいました。
七月七日、彦星と織姫が天空にて再会するこの日、各地で七夕祭りが開催された事であろう。当保育園でも、一週間ほど前から子ども達が短冊に願いごとを書き、竹につるして七夕飾りをこしらえていた。この七夕飾りを燃やしてお空のみ仏様にお願いごとをする時、子ども達の願いが通じるように、私も一緒に祈りを捧げる。“小さな願い”も“大きな願い”も、いつでも心の中に描いていれば、必ず成就するはずである。
昨日は「H学区健康ウォークの会」御一行様が当寺に見学に訪れ、境内をぐるりとご案内させて頂く。皆さん健康ウォークの会メンバーだけあって、元気な方ばかりである。まずは外周りから…当寺に移築された福山城東外堀石垣をはじめ、神辺城城門、井戸、水盤舎、参道、鐘楼堂とご案内させていただく。井戸を見学された時には、皆さん興味津々に中をのぞかれ、鐘楼堂で一人ずつ鐘をついて頂くと、「鐘をつくのは久しぶりだ!」と非常に喜んで頂いた。次に屋内へ…玄関から庫裡にあがり、渡り廊下で池の鯉を見ながら、本堂へ。本堂では御本尊、守護神等を参拝していただき、位牌堂を見学後、お茶を戴きながら、本堂にてお話をさせて頂く。再び外に移動し、当寺で供養する福山藩家老職の墓所をご案内する。高台にある墓地から市内を一望し、景色の良さにも皆さん感動されていた様子である。
今回は偶然にも、当園に3人のお孫さんを通わせていただいた方が会の世話役で、「是非お寺を拝見させて頂きたい」とのお話が事の発端であった。会の中には、お子さんやお孫さんを当園に通わせていただいた方も数人おり、中には園長の同級生もいらっしゃった。多くの方にご来寺いただき、寺歴や建造物を見聞して頂き、歴代上人もきっと喜んで下さったことであろう。「何かのご縁で人は繋がっているもの」、今後も多くの方が實相寺に訪れてくださる事を願っている。