ブルガリアからの使者5

初めて見る読経に興味津々!お焼香の作法を手ほどきしました。
實相寺での最後の夜を満喫した御一行は、起床時間を過ぎても起きる気配がなかった。本当ならゆっくりさせてあげたいのだが、心を鬼にして起床させる。最終日の朝は、本堂にてメンバーそれぞれの健康と幸運を祈願する。日蓮宗独特の修法加持を行い祈願回向にて全員の名前を読み上げると、イントネーションの違いか数名がクスクスと笑っていた。また、私の法衣姿に興味を持ったメンバーは、あとから「写真を撮らせて欲しい」とやって来た。今回の實相寺ステイでは、初日にお経の読み方を見てもらい、皆でお題目「南無妙法蓮華経」を唱え、団扇太鼓をたたき、焼香の作法も学んでもらった。見たことのない法要や作法にメンバー全員が興味津々だった。勿論、朝食の時には合掌して「いただきます」を発声してもらった。(「南無妙法蓮華経」と言った者が一人だけいたが…)
出発迄はそれぞれが最後のひと時を楽しんでいた。保育園でもメンバーとのお別れ会を開き、職員が一生懸命飾付した記念写真(一人づつ子どもを抱いて写したもの)を子ども達が手渡し、全員で「ありがとうございました」と御礼を言うと、ブルガリア御一行も「ブラゴダリャ」「アリガトウゴザイマシタ」とブルガリア語と日本語で返してくれた。お寺からは住職直筆の「法鏡山 實相寺」をしたためた色紙をプレゼントする。(もちろん裏には、副住職作の英訳を付けている。)夕方、お別れの時間がやって来た。見送りする皆に囲まれながら御一行はバスに乗り込み、素敵な笑顔で手を振りながら實相寺を後にした。過ぎてしまえばあっという間の4日間だったが、良い経験をさせてもらったと感謝の気持ちが湧き上がってくる…ご協力下さった皆様には心より感謝御礼申し上げます。
本堂での朝食風景。母と妻の手作りです。園児からのプレゼントに感激し、抱擁しています。實相寺本堂内にて、全員での記念撮影。保育園職員との打ち上げ。皆さんご苦労様でした!