ブルガリアからの使者

23日夕刻、玄関前に自動車時計博物館のボンネットバスが到着し、舞踊団御一行が次々に降りてきた。さすがにブルガリア人20名ともなると圧巻される。
全ての荷物を搬入し、歓迎の意を込めて抹茶のセレモニーが始まる。
当日になって急遽、保育園の英語教室でお世話になっているC先生に英訳をお願いし原稿を準備したが、どこまで通じたかは相手に聴いてみないとわからない。ブルガリア語は無理そうなので簡単な英会話とジェスチャーで意味を伝える。何とかいけそうな気配だ…抹茶の接待が終わり部屋を案内し、身支度を整え保育園の講堂で夕食を頂く。初日のディナーは“豚カツ”だ。前もって打合せをした調理員のO先生、M先生のお蔭でほぼ完食であった。
食事が済むとすぐに舞踊団の少年少女が保育園のボールを使ってバレーボールを始めたのが印象的だった。筆頭総代のN様のご案内もあり本堂や鐘楼堂のを見学する。鐘楼堂の2階に男女数名が興味津々で上っていった。本堂では大太鼓を打ったり、大鐘を覗き込んだりしてお寺を堪能してもらう。
その後、15名のうちの男女半分を、日頃親子でお世話になっている空手古武道R会に連れて行く。M会長様のご好意により練習を始めると、思った以上に本気になってパンチやキックをしていた。会長自らもご指導をして頂くが、さすが海外への武者修行をされただけの事はある。外人が来てもなんら物怖じされてない。そうして皆で楽しみながら日本の武道を体験してもらう。
練習後はいったん帰宅し、少年全員を銭湯に連れて行った。7名のブルガリアっ子との銭湯日記は、後日続編で紹介する事にしよう。
大鐘を興味深々に覗いています。大太鼓を打ってみました。