昨日から連休が始まった。全国の行楽地では、多くの人出で賑わっているようだ。
広島市でも今年で３０回目になるフラワーフェスティバルが開催されている。
私と息子は初めてだが皆で見学に出かけることにした。
福山から電車で一時間半、座席に座れる見込みがないほど混んでる。発車してから一つ目の駅で運良く１席あいたので、一人３０分ずつ交代で座る。なかなかの家族プレーである。ようやく広島に着いたが、もう昼前であった。一息ついてバスに乗り込み、平和公園へ移動する。近所で昼食を済ませ、原爆ドームから原爆資料館前まで歩き出す。その日は原爆ドームの前で、岩国基地移転問題の抗議の座り込みをしていた。色々考えさせられる。
ドームの周りには照明が準備され、期間中ライトアップされるようである。そして歩みを進め、原爆の子の像、原爆供養塔、韓国人原爆犠牲者慰霊碑、原爆慰霊碑をお参りしながら、平和大通りに進む。資料館の後ろに大きな“花の塔”が見えてきた。
通りには溢れんばかりの人、人、人である。
程なくパレードが始まり、多くの団体が行進を始めだした。皆この日の為に練習してきた成果を出そうと、笑顔がとても輝いている。しばらく見物していると「福山自動車時計博物館のボンネットバスと大黒町の七福神」の御一行が行進してきたではないか。聞けば１８年連続参加ということらしい。
そうして多くのパレードを見学し、程よい疲れの中、帰路についた。
原爆が投下されてまもなく６１年をむかえるが、戦争がもたらした悲劇を忘れることなく、戦争経験者、未経験者に関わらず、一人一人が平和に努めなくてはならないと思う一日であった。