第14回『浄心水行』 其の三

全五座の水行も怪我なく事故なく無事終わり、皆で閉会式を行った。

この度、5回目の達成者には住職から腕輪守りの記念品が贈呈された。 5回といえば丸5年、大晦日にお寺に来て寒水を被るなど、その気がなければ出来ないことである。今の年齢から5年前に水行を始めたこの少年少女達に心から拍手を送りたい。

そしてこの度10回目の達成者には特製腕輪守りの記念品が贈呈された。親子、家族で参加される方も多く、親の背中を見ている子ども達は多くの事を感じ取っているはずである。

今回は僧侶となった息子も帰省してくれ、組寺の同級生の若上人も声をかけ参加してくれた。立派に成長した二人と水行することができて嬉しく思う。それぞれが僧侶としてこれから多くの経験を積み、時代に合った活動をしてくれることを期待したい。

龍真会・ドラゴンジム最高師範の森藤明先生、浄心水行開始当初からその趣旨に賛同して毎年参加して下さっている。実に有り難いことである。

 

年越しのカウントダウンも15分後に迫り、円成の一本締めは14回全参加の山本真史さんにお願いした。明年の健康とご多幸を皆で願い一本締めにてお開きとなった。

その後は、参加者、ご家族、参詣者がそれぞれ除夜の鐘を衝いて新年を迎えることができた。

毎回、裏方としてお手伝いを頂いている皆様には感謝している。

待機所の水行後の子どもの着替えや床拭きをしてくれたり、

ストーブの薪をくべたり、温かい飲み物の接待をしてくれたり、

参加者の紹介をしてくれたり、ビデオ撮影をしてくれたり、

太鼓を叩いてくれたり、屋外で火を焚いてくれたり、記録写真を撮ってくれたりと… こうした皆さんのお手伝いがあるからこそ、気持ちよく『浄心水行』が円成出来るのである。

水行する人、手伝いをしてくれる人、応援してくれる人、この善行の功徳が皆さんに降りそそぐことをお祈りしながら、御礼に代えさせて頂きたい。ありがとうございました。合掌