福山市仏教会研修旅行

ドイツから帰ってきて数日後、今度は福山市仏教会の研修旅行で京都へ。この度は、真言宗大本山大覚寺と臨済宗大本山妙心寺を見学させて頂いた。

大覚寺は嵯峨御所とも呼ばれ、嵯峨天皇が浄書された般若心経が奉安されており60年に一度開封されるようである。今年はその年に当たっており、滅多に見ることのできない嵯峨天皇の直筆のお経も拝見することができた。

時代劇やドラマのロケ地としても有名らしく、風情のある境内であった。

現在大覚寺派では、福山市北吉津町の胎蔵寺住職が教務部長を務めておられ、昼食を頂きながら色々とお話を伺うことができた。

続いて妙心寺へ。三門、仏殿などの中心伽藍の周囲には46の塔頭が建ち並び、広大な敷地には目を見張るものがあった。

当日は境内の伽藍を多数ご案内して頂いた。

大庫裡は数百人の食事を一度に調理配膳できるような造りとなっており、京都ではこの規模の庫裡を有する寺院はあまり無いとのことであった。確かに梁の太さや板間の広さ釜の数など、今までに見たことのない規模であった。

現在妙心寺派の宗務総長は福山市鞆町の正法寺住職が務めておられ、当日はお会いできなかったが色々とお心遣いを頂いた。

こうして、他宗の寺院を見学させて頂くことはとても有意義だと感じる。この度このような研修旅行を企画してくださった明王院様、光明院様には御礼申し上げたい。