教師認証式

9月8日、息子が日蓮宗の教師(僧侶)として認証を頂いた。

8月5日から35日間、身延山西谷『信行道場』にて教師(僧侶)となる修行を40名の道場生が切磋琢磨し、この度無事修了式を迎えたのである。

恵まれた生活環境で育った現代の若者たち、スマホもテレビも音楽もコンビニもない山中の信行道場にて、日々僧侶となる修行を重ねることは想像以上に大変だったと思う。ことに今年の酷暑は、エアコンのない道場での日課に追い打ちをかけたことであろう。ただ、有ることが当たり前の世の中だからこそ、こうして何も無い環境に身を置くことはとても有用だと感じる。また、こうした不便さ大変さを経験するからこそ、本当の有難さに気づけるのではなかろうか。

教師(僧侶)は、人に教えを説き、悩みや不安を取り除き、心の安寧や信仰の芽生えに導く立場である。40名の新教師には大いに経験や失敗を積み重ね、今後の活躍に期待したいと思う。先ずは、認証おめでとう!