身体健全

過日、当山の守護神である七面大明神様の大祭を奉行した。お参りの方と共に読経し、1年の健康や安泰をお祈りした。

この世に生を受けた者が逃れることの出来ない苦しみを『四苦』という。いわゆる『生・老・病・死』四つの苦しみである。その一つ‟病”をとってみても、好き好んで病気になりたい人など一人もいないはずである。大切なのは、健康であることがどれだけ有り難いことか気づき、また感謝することではなかろうか。

大祭では、僧侶が読誦する法華経の功徳をその身に浴びながら自身も読誦唱題し、健康を願いながら神仏に法味を捧げることで霊験が現れてくると感じる。当山の七面大明神様も、手を合わせ感謝を捧げる者をきっと見守ってくださることであろう。