子ども達に必要なこと

5月に入り、当園では『特別教室』が始まっています。『武道教室』では年中・年長児が道着を身に着け、心身の修練に励んでいます。開始前に子ども達は雑巾を持ち、遊戯室内外を水拭きすることから始めています。こうしたことから感謝の念が培われていきます。

外遊びの機会も減り、体力の低下が懸念されている現代っ子。ストレッチから筋力運動へ、先ずは基礎体力を養っていきます。

武道の基本ともいえる「礼儀作法」も丁寧に教えて頂きます。礼の作法は実際に居合刀を手に、動きを分解して説明してもらいました。刀を置く位置、鞘や刀身の向き、左右の手の使い方、頭の下げ方等々… 瞬時にして生死が分かれる武士道においては、礼こそが自身を守る大切な護身法でもあると教えて頂きました。

これから先、空手の基本剛法も学んでいきますが、技を習得するための特別教室ではなく、成長していく子ども達にとって本当に必要な「当たり前のこと」が学べる『武道教室』は、とても大切な時間だと感じています。講師の森藤明先生、今年度も宜しくお願い致します。