七面山登詣「学禅院日逢上人の足跡を訪ねて」其の一
6月の住職認証式後に登詣した七面山。その際、当山二世(身延山妙石坊開山・山本坊18世・水戸妙雲寺中興8世)学禅院日逢上人が奥之院の社殿を建立した史実を知り、今度は裏参道から登詣して奥之院に参籠したいとの思いを抱いていました。そして先月、その思いを実現することが出来ました。
この度は、前回の話を聞いて興味を湧かせていた息子も大阪から合流し、家族三人での登詣となりました。
先ずは、神通坊の赤鳥居をくぐっての出発です。
表参道より楽だと聞いていた裏参道、何が何が、高低差も中々のもので早速汗が噴き出してきました。
十九丁目の安住坊でひと休み。奥の巨木は日朗上人お手植えの栃の木です。いかにも御神木という雰囲気が漂っていました。
三十丁目の明浄坊まで何とかたどり着きました。かなり疲労感が増してきたので、じっくり休憩をとりました。
心身の疲れを癒してくれたのがこの絶景です。さすが、霊峰と言うだけのことはあります。
日も沈み始めたので、時間を気にしながら歩みを早めていきます。
ご来光ではなく、夕暮れ時の富士山です。何とか日が沈むまでに奥之院に到着することができました。4時間40分の道のりでした。
到着後はお風呂を頂き、その後夕食となりました。精進料理ではありますが、本当に美味しい夕食でした。
夕勤では学禅院日逢上人のことを思いながら読経を捧げ、その後は滑り込むように布団の中へ入りました。おやすみなさい。
其の二へ続く…