瀬戸内海の日蓮大聖人


瀬戸内海のとある小島に、日蓮大聖人の銅像が鎮座しているのを知っている人がどれくらいいるであろう。高松港からフェリーで20分ほどの場所にある‟女木島(めぎしま)通称「鬼ヶ島」”で、大聖人の銅像は瀬戸内海を見渡しておられる。もともと京都の寺にあった銅像らしいが、数奇な運命をたどり、この地で信奉されるに至ったようである。

日蓮山という153mの山上に鎮座している大聖人座像。台座もさることながら、銅像本体も立派なものであった。これだけの大きさのものを山上に設置するということは、素人目にも大変だったことが理解できる。

この度の目的である参拝、大聖人銅像を前に法味を言上し、鋳造から建立、移転・鎮座、その後の護持に携わってこられた物故者の方々にも追善のご回向を捧げることが出来た。
今回の銅像の件は偶然知りえた話であったが、こうして僧侶として現地に赴き、ご回向することが出来たのも何かのお導きだったのかもしれない… 
南無妙法蓮華経
 

瀬戸内海の日蓮大聖人” に対して1件のコメントがあります。

  1. jis より:

    二年ほど前、瀬戸内国際芸術祭で女木島に渡ってみました。そのときに山上に臨む日蓮大聖人の像に感激したのを覚えています。良きひとときになりましたね。

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