道場にて

間もなく立春を迎えるが、ここ数日、最低気温-2℃を下回る厳しい寒さが続いている。寒くなれば朝布団から出るのも辛いし、外に出かけるのも何となくおっくうになる。そんな中、空手道場に通う子ども達は元気そのものである。先日の道場での練習風景が写真の通りである。上半身裸になり、大きな声をだしながら蹴りや突きの練習を重ねた…
今の子ども達に、シャツ一枚の有り難さを理解させることは難しい。何不自由ない生活の中では、見えないことが沢山あるからだ。例えば、外気温がマイナスの時に屋外に出て稽古をすれば、シャツ一枚、道着一枚の有り難さが身に染みるはずである。私はこうした修練こそが人間の厚みを増していき、いざという時に必ず役に立つと信じている。親御さんからすれば少し抵抗があるかもしれないが、我が子を信じ、時に愛情を持って突き放し、武道を通じて強い精神と「ありがとう、ごめんなさい」が素直に言える人になってもらいたい。
ドラゴンジム・龍真会には、それを教えて下さる最高師範がいるのだから…