氷柱

このところ寒い日が続いているが、数日前はかなりの冷え込みであった。毎朝の水行のお蔭もあり少々の寒さは我慢できるが、この日はさすがに寒いと感じた。気温が下がると気になるのが、凍結による水道管の破裂である。その日、朝の気温は-3.5℃。本堂での朝勤が終わって外に出てみると、手水鉢に見慣れるものが立っているではないか。蛇口から落ちた水滴が固まり、一晩で氷柱が出来ていたのである。上から垂れ下がるつららはよく見ることがあるが、下から上に伸びる氷柱は珍しい。間もなく立春を迎えるが、こうした寒い時季ならではの現象も感動を与えてくれる。これからも四季折々の風情を楽しめるように、環境のことも考えながら生活を送りたいものである。