安楽産福子

今月中旬、産休に入る保育士さんの“安産祈願”を執り行った。「お腹が大きくなっても、出来るだけ子ども達にもその姿を見てもらいながら保育をしたい。」との思いから、ほんの数日前まで勤務をしてくれた。妊娠が分かってからの数か月、お腹も次第に大きくなり、胎児も日々順調に成長してくれたようである。すでに出産経験者である園児のお母さん方からも温かい言葉を多数頂いたようで、本人もここに来るまであっという間の感覚であったらしい。園児たちも先生のお腹が大きくなると、お腹の中の赤ちゃんを意識しながら接してくれたようである。子どもは不思議な力を秘めている。子どもが一人いるだけで、その場は幸せな雰囲気に包まれるものである。お腹の中の赤ちゃんと対話をしてきたT先生、年明けには母として我が子と対面し、そっと抱きしめる瞬間が訪れるであろう。み仏さまの保育園に勤めてきた分、ご加護もきっと降りそそぐことでしょう。今から出産の一報が楽しみである。
出産後には、家族揃って顔を見せに来て下さいね。