博多『日蓮聖人銅像』

各聖の遺徳が偲ばれます。
先月、所用で博多に出かけた折、日蓮聖人の“銅像さん”にお参りしてきた。
この銅像さん、当寺とも深く関わりがあり、以前からお参りしたいと思っていた。
實相寺第26世・隆昌院日壽(大崎隆昌)上人、当山の七面堂を再建された歴代でもあり、博多銅像建立にあたっては全国行脚にて浄財勧募に奔走されたお上人の一人でもある。銅像さんの脇にある頌徳碑には功労各聖の銘が刻まれているが、日壽上人の墓石にも同じように各聖の銘が刻まれている。それだけ結びつきが深かったのであろう。銅像建立にあたっては、広島県内の他の2ヶ寺の歴代の銘も刻まれており、現在お付き合いさせて頂いている寺院であることに因縁さえ感じる。
廃仏毀釈の明治時代、日蓮聖人銅像の建立に熱き思いを抱き、数々の困難を乗り越え尽力された各聖に敬意を捧げ、ことに37歳の若さで遷化された当山第26世日壽上人の増円妙道をお祈り申し上げたい。
100年以上前に建立された、立派な宗祖の銅像です。