古都散策


先月、近畿教区の僧風林が京都で開催された折、“古都”を散策してみた。京都は日本で一番寺社が多い都市と聞いたことがあるが、なるほど歴史を感じさせる建造物が行く先々で目に飛び込んでくる。ことに、世界遺産に登録されている神社仏閣やエリアも数か所あるようで、その中のいくつかを巡ってみた。思い起こせば、小学生の時の修学旅行は京都だったが、金閣寺、清水寺、京都御所等、いわゆる定番の観光スポットにしか行ったことがなかった。それとは別に、国宝や重文を有する寺社も多数あり、世界遺産ともなればやはり一見の価値はありそうだ。その前に、やはり吾宗の本山にもお参りさせて頂かなくては。京都八本山全てとはいかなかったが、ほとんどを参拝することが出来た。その後、世界遺産巡りへ… 駆け足で観光したが、やはり感じることは多かった。巨大且つきめ細かな細工が施された建造物、歴史が沁み込んでいる仏像や仏具、心を潤す空間… 流石である。かつて都として栄えた、古都ならではの趣とも言えよう。今後も京都を訪れる機会があれば、色々と巡ってみたいと思う。歴史の重みは人々の心を引き付ける魅力を持っていると、肌で感じる散策となった。