かれこれ20年以上前、大学時代はずいぶんオートバイに世話になったものだ。始めてのバイクは250ｃｃ、続いて400ｃｃに乗りかえ、帰省する時など関東から遠路遥々行き帰りしたものである。今となればよき思い出だが、中3の息子もそろそろバイクに興味を持ち始めたようである。春休み中、よく手伝いをしてくれたこともあり、レンタルバイクを借りることに。400ｃｃのオンロードバイク、20年ぶりの運転で少々緊張もあったが、乗ってみるととても扱いやすかった。限られた時間内、慣らし運転も兼ねて気持ちよさそうな場所へ行ってみることに。30分もすると、すっかり感覚が戻ったような気がした。また後ろに座った息子も、次第に慣れて楽しんでいる様子であった。私がバイクを乗り始めたのは、先に乗っていた兄の影響があったからである。息子には兄弟がいないので、私がそんな役目を引き受けた訳だが、いずれ自分で運転するようになった時の参考にしてくれれば幸いである。オートバイも自動車も運転中は人の命がかかわる以上、安全に走行してもらいたい。私の両親もバイクに乗ることを心配したはずだが、よく許してくれたと感謝している。成長と共にオートバイや自動車に興味を持つのはごく自然なことだが、充分に知識や技術を習得したうえで、無理なく安全に付き合ってもらいたいものである。