花御堂

4月8日は、お釈迦様の生誕をお祝いする“花まつり”である。当園では今週末に「花まつり参観」を開催し、新年度最初の親子行事を本堂にて行う。今日から本堂での練習が始まった。年長児は法要にて献華、献香を行い、花御堂の潅仏に甘茶をかけてお祈りをする。仏教系の保育園や幼稚園で“花まつり”は、大切な行事の一つとして盛大に行われている。その様子や写真は誌面でも取り上げられることが多い。先日、とある保育月刊誌を見ると、表紙に大きく“花まつり”の写真が掲載されていた。生花で飾られた花御堂は実に綺麗であった。「よし今回は、生花の飾り付けに挑戦してみよう!」、職員会議での保育士の反応は上々であった。さて、今まで使っていた当園の花御堂、いつ作られたか分からないくらい相当年季が入っている。屋根は紅白の造花で飾られ、極彩色でペイントされていた。「生花がくるとなると、う~ん…」「色を塗り替えてみよう!」この度、何年ぶりかのお色直しをすることにした。最近では塗料の色も多種である。本堂に似合うよう、仏具と同じ金色を施してみた。ちょうど塗っていると、自分が在園時に使っていた花御堂を見て、「俺も塗りたい!」と、息子も手伝ってくれた。塗りあがった花御堂を見て、「遠くから見たら、綺麗に見える!」と、何やら意味ありげではあるが同じ意見であった。
当日は屋根に生花が飾られ、親子でみ仏さまに甘茶をかけてもらうことが出来そうだ。今から反応が楽しみである…
当寺の小僧さん、ペンキ塗りがなかなか上手です。