守り札
当山では毎年、檀信徒の皆さんに「門守」「大黒天守」「三宝荒神守」の三種の“守札”をお出ししている。それぞれお祀りする場所も決まっており、「門札」は門や玄関の高い所に、「大黒天守」は大黒柱や神棚に、「三宝荒神守」は台所にお祀りする。またその守札には、それぞれ願いがこめられている。「門札」は家の外から悪いものが入って来ませんように、「大黒天守」は幸福が舞いこんで来ますように、「三宝荒神守」は火の災いから守られますようにと。現在でこそ何不自由なく生活は出来るが、心がけひとつで幸運にも不運にもつながる。家から外出するとき「門守」を見て、気をつけて行ってきます、無事に帰れますようにと心に言い聞かせ、「大黒天守」を見ては、幸福がおとずれますようにと願いをこめ、「三宝荒神守」を見ては、台所をはじめ家内の火の後始末に気をつけようと心がける… というふうに。
医学や科学が発達していなかった時代は、体の不調や身の回りの災いなど目に見えないことに対し、ある意味“信心”で解決しようとしていたようにも思える。
ちょっとした出来事から、自分を守ってくれるかもしれない守札。一枚一枚に込められた、その願いを汲みとって欲しい。






