最後の参観日

照れながらも、みんなしっかり気持ちを伝えていました。
息子の小学校生活では最後となる「クラス参観」が先日行われた。今回はその内容にも興味を引かれたので、恥ずかしがる息子をかわし、出席してみた。私が教室に到着すると、すでにクラスの子ども達全員での合唱が始まっていた。黒板には大きく「感謝の集い お母さんありがとう!」の文字が記されていた。今回は卒業を控えた子ども達が、小学校生活6年間をふり返り、陰に日向に支えてくれた両親(特に母親)に、感謝の手紙を読み、皆で選曲した歌を歌って、御礼の言葉を述べるという企画であった。
1年生の頃を思うと、どの子も大きく成長したものだ。女の子は身長の伸びが目立ち、男女ともに顔つきもそれぞれ変わってきている。心と体の成長は確実に進んでいるのだ。我が子にしても、純真無垢の幼少期からくらべると、文句や反抗を見せながらも、自分のことがちゃんと出来るように成長している…
母親に捧げる手紙を1人1人聞いていると、自分なりに恥ずかしながらも気持ちを一生懸命伝えようとしている姿がそこにはあった。なかには照れ隠しで笑いながら手紙を読む子、中には感極まり涙しながら手紙を読む子。どの親御さんも普段と違う我が子を見ながら、成長を感じずにはいられなかったと思う。
間もなく中学校入学を迎える子ども達、小学校での想い出を胸に、いつまでも“輝きながら”成長してほしと、心の中でそっと願った。