福山駅前水辺公園プロジェクト1周年記念総会

会場に入りきれない程の人が出席されました。遺構保存の関心の高さがうかがえます。
今月11日、福山駅前水辺公園プロジェクト発足1周年を迎え、「記念総会」が開催された。この日はプロジェクト関係者のみならず、遺構保存活動に賛同される方や報道関係者も多数出席されていた。総会では事業報告、会計報告、会則・役員承認に関する議事、意見交換等が行われ、限られた時間ではあるが内容の濃い総会となった。ことに「会則」では、『1、福山駅前福山城外堀遺構を現地保存し、国史跡の追加指定を目指す。2、福山城外堀遺構を最大限活かし、市民の憩いの場としての水辺公園を福山駅前に実現する。3、福山駅前福山城外堀遺構保存と駅前広場としての諸機能を両立させる。』という目的がはっきりと掲げられた。また、代表、副代表、監事、運営委員等の役員が選出され、今後の活動は代表の一意見だけでなく、協議の上、役員総意をもって行われていくことが確認された。1年というプロジェクトの活動を通し組織が強化され、10万人以上の署名に表れる“遺構の全面保存と水辺公園の実現”を願う有志がさらに結束したという印象を受けた。
11月末には専門委員との見解をまとめ基本設計の原案を市が作成するようであるが、10万人超の遺構保存を願う署名者の思いをどのように受け止めてくれるのか、しっかりと見届けなければならない。