田植え

小学校の想い出として、記憶に残るのでしょうね。
秋には金色の稲穂を実らせ、日頃私達の食卓でも主役を担う“お米”。
この時季、田んぼには鮮やかな緑色の苗が、日差しを浴びて美しく輝いている。
息子の通う小学校でも昨日、田植えの体験授業が行われた。今年で最後となる田植えの記念にと、妻もカメラを片手に現地の見学に出かけていった…
映された写真を見ると、体操服をきた子ども達がぬかるむ田んぼの中、笑顔で苗を植えていた。じつに微笑ましい光景である。最近では田植えを実施している小学校も多いようで、子ども達は自分が口にする“お米”を育てることで、食べ物への感謝の念も養っているようだ。とかく飽食となった日本で、食べ物への関心を促すことは非常に大切なことだと思う。どんな作物がどのように育てられ、収穫されてからどのように流通して私達の口に届くのか。理解できれば自然と“いただきます。ごちそうさま。”が口にでてくるのではなかろうか。
地球温暖化による影響を、日増しに身近で感じるようになった現在、多くの食材を輸入に頼っている日本の今後、ことに自国での農作物生産のあり方を真剣に考えなくてはならないと思う。