帰山式

境内での水行。檀信徒は手を合わせて見守っていました。修行を積まれた声で、お経をあげておられました。
昨日、赤穂市のM寺にて「帰山式」が行われた。
今回、主役であるI上人、大荒行に再度入行し、通算200日の修行を積んでこられたのだ。I上人は私が三度目の修行の時に初めて入行され、ちょうど3年前の「帰山式」には私も同行させて頂いたご縁がある。懐かしい雰囲気の中で、今回は違う立場で帰山式を拝することができた。御祝いにかけつけた御寺院方も知った顔が多く、限られた時間の中ではあるが久々の会話も楽しませていただいた。寺族は、寺院方や檀信徒の応対に休む間もなく動いておられたが、御住職様はもとより、I上人の奥方が笑顔いっぱいで皆さんにご挨拶していたのが印象的であった。
「苦修錬行(くしゅうれんぎょう)」 …自らの心身を鍛える為に、辛く苦しい修行に耐え精進する。
帰山を心待ちにされていた寺族、檀信徒、有縁の方々に、I上人は100日間の修行で積まれた“徳”を、大いに降りそそいでくれることであろう。