久々の再会


昨日、法務の関係で、久々にO上人、K上人とお会いすることができた。
このお2人とは荒行でも同行として共に修行したこともあり、気の知れた間でもある。現在、それぞれが自坊で檀信徒を始め、地域社会にも貢献し活躍されている。そんなお2人と色々話をすることが出来た。特に“宗教が担う役割”についてはいつも考えさせられる。葬儀や法事のあり方、日常生活における信仰のかたち、ご縁のありがたさ、人々の心の支え、正しい視点、社会に対するお寺の役割、これからの宗教について、etc…
信仰の形態や布教の方法等は多岐にわたって千差万別であるが、帰するところは“信心”だと思う。悩みや不安を抱えた人々が“仏の教え”によって光明を見出し、またその力によって安心を得、そして他の人々に安らぎを与えていく… こんな世の中であれば、どんなに素晴らしいことであろう。
「自分さえ良ければ」、「相手を蹴落としても」、「関係ないから」、「めんどくさい」から、「世の為、人の為」、「相手在っての自分」、「情けは人の為ならず」、「奉仕の気持ちで」に変化すれば、心身の充実を得ることが出来るのではなかろうか。
その根底には、もちろん“仏の心”が必要である。