『七面大明神大祭』

団扇太鼓を叩いて、唱題修行を頑張りました。お加持を受けて、心身の邪気を祓います。
先日、当山守護神『七面大明神』の祭礼を執り行った。
『七面大明神』とは、法華経を信じる人々を守護する神様で、水をつかさどる龍の変化とも言われている。当山の寺歴によると、明和八(1771)年、福山領内が大旱魃の折、降雨祈願をなし、大願成就の証に燈籠一対が寄進されている。
山門前の燈籠がそうであるが、実に霊験顕著な神様である。
当日は多数の方がお参りくださり、それぞれの“願い”を成就に導くために、共に読経、唱題修行に励み、ご祈祷(お加持)も受けられた。
いつも皆さんに、「願いごとは他人に祈ってもらうものではなく、本人が一生懸命に祈るからこそ叶うものですよ。」とお話している。現に多くの方が当寺に足をはこび、一心に祈りを捧げ、心願成就を達成されている。信じるからこそ見えてくる、感じてくる事柄は多いものである。
祈願をお申し込みくださった方々、何かに導かれて参詣して下さった方々が、それぞれの“願い”を成就されますよう、私も祭礼だけに限らず日々お祈りしております。