課題研究

子ども達の“春休み”もあっという間に終わり、新学期が始まった。
休みの間は普段いない息子がいるので、なにかと雰囲気も変わるものだ。
我家では休みの期間中当番として、いつも息子に“手伝い”をしてもらっている。
ゴミだし、風呂掃除、犬の散歩… 今回もよく手伝ってくれた。
「いつまで続くかな?」と思いながらも、嬉しい気持ちがこみ上げる。
小学校では「課題研究」というものが宿題の一つにあり、今回は妻が普段手がけている『組み紐』の製作に取り組んだ。妻が作っているものは主に着物の「帯締め」で、現在も師匠の元に通いながら指導を頂いている。そんな母親の姿を見て、自分もやってみたいと思ったのだろう。
何種類もの絹糸をパターンを決めて組んでいき、一つの帯締めを完成させていく。製作途中の2人を見ていると、実に愉快である。必死になってパターンを覚え絹糸を組んでいく息子、次第に手先が早くなっていく。集中力が途切れると、知らず知らずに順番が間違っている。それを妻が見つけ、そこまで解いてやり直す。何度も繰り返すうちに、2人とも熱くなっていく…
出来上がった作品は、カラフルで綺麗なものであった。仕上げを妻が施し、何とか始業式に間に合わせることができ、「ホッと一息」と言ったところだろうか。
今後も“好奇心”が自分にとってよき経験となるよう、“新しい題材”を探し続けてもらいたいものだ。
色鮮やかな絹糸を組んでいきます。本人は真剣です!