「まだ間に合う!心ひとつで人生は変わる」於、大谷台公民館

今月19日、大谷台公民館にて学区の老人会を対象とした講演を行ってきた。老人会といっても見るからにお元気そうな方ばかりで、ことに女性の参加者が多いのには驚いた。講演では、『四苦八苦』の生・老・病・死の‟四苦”を軸に、老いや病気になった時の意思表示の大切さや、誰しも必ず迎える‟死”についての宗教的・医療的視点でのお話をさせて頂いた。

誰しも老いや病、死に対しては少なからず不安や恐怖を抱いているはずである。ただこれだけは避けては通れぬ道なので実際を受け止め、それぞれに対する心持ちや考えを出来るだけ早くに確立していくことが大切になってくる。勿論そこには仏教のエッセンスが含まれても良いと思う。

また僧侶は『生老病死』の実際に立ち会う場面が非常に多いので、人生についても様々な視点で考えを述べることができるのではないかと思う。‟お寺離れ・宗教離れ”が取り沙汰される昨今、こうして講話をすることの大切さと有難さを身をもって感じることができた。

19日は七面大明神様のご縁日、女性で初めて七面山に登詣された養珠院お萬の方、お萬の方が師事されていた心性院日遠上人の大曼荼羅御本尊をお掛けしての講演。参加して下さった皆さんの仏種が芽を伸ばし、花開き、この世に与えられた人生がますます充実しますようお祈り申し上げます。楽しいひと時をありがとうございました。南無妙法蓮華経

追伸、この度ご縁を頂きました大谷台公民館の皆様、当日はお世話になりまして、ありがとうございました。合掌