朝は少し肌寒いが、日中はポカポカと春の陽気を感じるようになってきた。境内の花々も、次から次へと色鮮やかな花を咲かせている。生き物も動きが活発になってきた。朝は鶯のさえずりで目が覚めることもあり、いまだ残っている日本の自然に心の潤いを感じる。
さて、實相寺の鯉たちはどうであろう。冬場は動くことなくじっとしていたが、最近は側を通ると餌を催促するように近づいてくる。クリッとした目で見つめられるので、自ずと餌をあげてしまう。この池で生まれて今年で4年目に入るが、数十匹の鯉がそれぞれ成長してくると、池が次第に狭く感じられるようになってきた。そろそろ嫁ぎ先を考える頃であろうか…