新緑

新緑は、心を潤わせてくれます。
5月の時候の挨拶に、「新緑の候」という一文がある。大地から草花の新芽が顔を出し、木々からは美しい若葉が芽吹いて茂ってくる。
先月の中旬、試験的に蒔いた芝の種から芽が出て、今は青々と茂ってきている。
その日は、ちょうど雨上がりで種蒔きにはとても良い状況であった。説明書に書いてあるように地面を耕し、種を蒔いてしばらく様子を見ることに… 1週間ほどすると、ひょろひょろと白っぽい芽が出はじめているではないか。中々可愛らしい感じである。雑草と思われ、人に踏まれてはいけないので、息子と縄をはって境界を作り、栄養剤も撒いてみた。その後の気候も良く、雨も重なり、しっかり水分と栄養分も吸収されているようであった。“種を蒔いて、芽が出て育つ”、なんだか気持ちの良いものである。今は背丈が10cm程に伸びている。当初は、まだらになるかと思っていたが、茂ってくるとさほど気にならなくなってきた。近々、最初の刈り込みをしようと思う。
何にしてもそうだが、手をかければかけるだけ立派に育つものである。今は試験的に育てているが、要領さえわかれば、境内地の緑化も実現させたいと思う。
“自分の手で”試してみる… 実に満足感が得られるものである。
手をかければかけるだけ、応えてくれる草木です。