とんど

みんなの願いが届きますように。何事も体験で、炎を近くで見ることも大切です。
小正月の15日、保育園の子ども達と“とんど”を行った。毎年の恒例行事となったが、やはり子ども達には日本の伝統文化を理解して欲しいと思う。早朝の気温は-2℃、寒い1日となったがその分、炎の温かさを感じることも出来たのではなかろうか。4・5才児は武道教室が終わると道着のままグランドに出て、寒中にもかかわらずしっかりと手を合わせてくれた。これも日頃の鍛錬のお蔭であろう。とんどの謂れを分かりやすく説明し、皆で手を合わせてこの1年の健康と成長をお祈りした。5才児は、初めて筆を使って書いた“とら”の書初めも一緒に火にかけ、学業の増進もお祈りした。早いもので、春からもう小学一年生である… 
炎は勢いよく舞い上がり、皆の願いは天へと昇っていった。お祈りが終わると、各クラスで炎に近寄って体を温め、ご家庭では見ることが少なくなった、大きな炎をしばし堪能した。「火遊びをするとオネショをする。」小さい頃よく言われた言葉を思い出し、子ども達にもしっかり注意を促した“とんど”であった。