水やり

龍口から流れる水が、周りの木草を潤しています。暑さの中でも、緑は心を癒してくれます。
毎朝起きて外の気温計を確認することが、私の日課になっている。今のところ朝6時過ぎには27~29℃という日が多いが、それでも日中の温度には目を見張るものがある。毎年この時季には、前年がどうだったかと思い起こすが、確実に暑さは増しているようである…
境内には沢山の樹木が植えてあるが、その樹木もこの暑さではさすがに疲れ気味である。そんな木々には、水やりで元気を出してもらわなくてはならない。木によっては暑さに強いものもあるが、葉がくるまって来ると“水が欲しい”というサインである。先日も日が落ちてから、2人で1時間かけて境内の樹木に水をやった。一本一本「暑かったな、よく頑張ったな。」という気持ちで水をかけると、木々は本当に喜んでいるように感じた。
何げないことだが、水やりをしながら地球環境を考えることも出来る。この暑さの原因はどこにあるのか?開発による森林破壊、二酸化炭素や汚染物質の排出、限られた資源の無駄使い等々… 地球の温暖化は、人類のエゴに対する“地球からの警告”と言わざるを得ない。そう考えるた時、私達は真剣に自分達が出来る事をしていかなくてはならない。自然が語りかけていることにそっと耳を傾けるだけで、多くのメッセージを感じることが出来る… それが人類であろう。