福の神

鬼をめがけて豆が飛び交います。中央の赤いハッピ姿の方が“福の神”。ありがたや~。
昨日、当園で毎年恒例となっている「節分豆まき」を子ども達と行った。
遊戯室に集まり、歌を歌ったり、紙芝居を見たり、先生のお話を聞いたりして次第に気分を高め、そして待ちに待った豆まきの始まりである。最初に“優しい鬼さん”の登場。かつらと鬼の衣装をまとった保育士が登場すると、子ども達は奇声をあげて喜んだ。しばらくすると今度は“恐い鬼さん”の登場である。本格的な変装をして出てきた鬼を見て、毎年何人かは涙を流している。子どもの目からすれば、やはり鬼は恐いものなのだろう。
午後からは本堂の広縁に出て、外に向かって豆を投げた。子ども達をあまり刺激しないよう、登場する鬼は“優しい鬼さん”である。今年は、鬼以外に“福の神”も登場して、子ども達を喜ばせていた。お多福の面をつけた福の神はなんとなくとも笑いを誘うものだ。アイデアを出した保育士には感心する。今回、福の神がまいた“幸福の紙吹雪”を、子ども達はひろって喜んだ。
一年に一度の伝統行事。自分達が大人になり、子どもを授かった時には語り継いでもらいたいものだ。そして記憶の中に残っている「想い出」も、そっと伝えてほしい…