天に昇る炎

これから燃え上がる炎に、ドキドキしている様子でした。炎に向かって、手を合わせている姿が可愛らしいですね。
先日、保育園の子ども達と「とんど焼き(お焚き上げ)」を行った。
毎年恒例の行事で、注連飾りや幣束を燃やして一年間の無病息災をお祈りしている。年長児が書初めならぬ“願いごとをしたためた紙”を準備しており、子ども達の純粋な願いが届くようにと、皆で手を合わせた。点火をして次第に大きくなる炎は、みんなの願いごとを携え、真っすぐに空へと昇っていった。
“炎”は人を引きつける力があるように思える。マッチやロウソクの炎、焚き火やかがり火、囲炉裏やストーブ、キャンプファイヤー等々… そのオレンジ色の炎は安らぎさえ与えてくれる。最近では、そういった炎を見る機会が少なくなったようだ。時代は移れど、人の心を潤すものはいつの世も変わりない。子どもも大人も炎を見ることで、心に何かを感じとってくれればいい。と同時に、炎がもたらす恩恵にも気付いてもらいたい。