師父との別れ1

8月25日、師父 佐伯惠珖 是勝院日竟上人が遷化(逝去)しました。

この度はコロナ禍ということもあり遺族のみで通夜葬儀を執り行いましたが、本来であれば多くの方にもお見送り頂きたかったと思っております。

ご列席賜れなかった皆様にも通夜葬儀の流れをご覧頂き、10月12日の満中陰忌までの間に御献香賜われば師父も喜ぶと思います。合掌

 

8月25日PM2:50、医師に死亡確認をして頂き、その後家族で当寺に連れて帰りました。約2か月間の入院生活でした。本堂内に法体を安置し家族皆で枕経を捧げました。この時の師父の顔は実に安堵した表情でした。

友引の関係で27日が通夜、翌28日を葬儀とし、26日は当寺でゆっくりとしてもらいました。この日は県内の御寺院様も多数朝から駆けつけて下さり、懇ろに読経してくださいました。また夕刻には湯潅を施し、家族皆でその法体を浄めることが出来ました。その時の師父の表情も不思議と笑顔に見えました。

27日18:00、当山正干与、副干与、宗務所長様の御導師、門中寺院各聖の御出座を賜り、通夜の法要を執り行いました。

師父のかねてからの希望でもあり、門中寺院の各御住職様から読経を賜りさぞ喜んでくれたことと思います。

最近はコロナ禍もあり遺族のみでの通夜葬儀が増えていますが、自分達が当事者となった時、少しゆったりとした時間をもてることは良いことだと感じました。

この度は兄弟で喪主をつとめさせて頂きましたが、弟子ならではのそれぞれの思いも共有することが出来ました。

葬儀へ続く…