入退寺式

過日、東京の友人の『入退寺式』に参列させて頂いた。
『入退寺式』とは、お寺の住職の交代式のことである。当日は多くの檀信徒がお参りされ、新住職の就任を温かく見守っておられた。

お寺には創建以来、様々な思いや歴史がたくさん詰まっている。ことに数百年という歴史を振り返った時、少なからず浮沈もあったはずである。しかし代々の住職は、自坊を護るために心血を注いで来られたことであろう。
こうしてお寺を継ぐということは誰にでもできることではなく、そのお寺に選ばれし者が縁あって継承しているような気がする…
今後も新住職には、歴代住職の思いを受け止め、寺族・檀信徒と共に、さらなる寺門の発展に貢献して頂きたい。