母の日に

先の日曜日、日本中で、“お母さんありがとう”の気持ちが伝えられたことであろう。
この日はテレビのCMでも、『母の日』をアピールするものが多かった。その中に心に響くものがあった。自分の子ども達と写った若かり日の写真と、同じポーズで現在の自分たちの写真を写しているというものであった。小さかった子供は立派な成人となり、母親は白髪交じりの初老となっていた。何とも胸が熱くなった… 子はやがて親となり、親は祖父母となる。年月はあっという間に過ぎ去り、知らぬ間に“あの頃”の親の年代を越えているのである。「育ててくれてありがとう。」なかなか恥ずかしくて言えなかった言葉も、今となればしっかり伝えられるような気がする… 
空には虹色の彩雲が輝き、母の日を祝福しているようであった。