未来像

誰しも、自分の“未来像”は持たれていることと思う。近い未来、遠い未来。その時自分は、どんな境遇で何をしているのだろう… 考えるだけでもワクワクしそうだ。
未来に対しては、やはり目的・目標を設定し、たゆまなく努力を重ねていくことが必要であろう。それが大きなことであろうと、小さなことであろうと。
また、年代によって、未来像は大きく異なってくるとも思う。社会に出る前、社会に出てから、そして現役としての一線を退いてから… 
未来を考えた時、そこには現在の境遇があり、そして現在は過去から流れてきている。今までの自分を振り返れば、そこには過去に携わった人々、事物が必ず存在する。成功があれば失敗もあり、喜びがあれば悲しみもあり。出会いがあれば別れもある。プラスとマイナス、すべて表裏一体で経験してきているのだ。そして、その人々や事物との“出会い”は、近い過去、遠い過去からそれぞれ意味を持って来ていると考えられる。
『因果応報(いんがおうほう)』過去の行いが因となり、その報いとして現在の結果をもたらす… 仏教用語である。
自分の(親の、先祖の)過去をふりかえり、そして受け止め、自分の(子の、孫の)今後のために、善行と功徳を重ねれば、自ずと笑顔と自信は増し、未来からも感謝されることだろう。