成人式


昨日、全国各地で開催された成人式の様子がニュースで紹介されていた。
“平成生まれ”の新成人、昭和生まれとさほど違いを感じることはないが、確実に時代は流れているようである。いつ頃か、成人式での失態がマスコミで取り沙汰されるようになってきたが、これはごく一部のことで、本来の新成人のイメージとはかけ離れているように思える。私も寺や保育園で、平成生まれの若者と話をすることが多々あるが、思った以上にしっかりとしていて感心することが多い。それに話をしていると、若いエネルギーをもらっているようで有り難くさえ感じる。そんな若者や新成人たちも、しっかりと親の姿を見て育ってきたのだ。「今どきの若者は…」と耳にすることもあるが、年齢が10違えば育ってきた環境や考え方も勿論変化しており、理解しがたいところはあって当然である。これを理解しようとする姿勢が、先生(先に生まれた人)には必要である。
「今まで育ててくれて、親には感謝しています。」「これからは大人として社会のルールを守り、頑張りたいと思います。」ニュースのインタビューに答えていた新成人のコメントである。
家族が、会社が、世の中が、若者たちの期待に応え、しっかりと人間性を伸ばせるよう力を注がなくてはならないと思う。いつの世も、人を育てるのは人なのだから…。