平和祈願法要

一心に読経し、供養を捧げ、世界平和を祈願いたしました。優しい雨と読経が、原爆供養塔を包んでいました。
日蓮宗の荒行を成満した者は“修法師(しゅほっし)”と呼ばれる。県内にも修法師会が組織されており、30数名の修法師が在籍している。昨日、その広島県修法師会が主催となり、平和祈願法要を広島市内K寺にて執り行った。広島市は原爆が投下された被爆地でもあり、一瞬にして多くの人命が奪われた、辛く悲しい歴史を持っている。被爆された方は全身に大きな火傷や怪我を負い、熱さと苦痛に耐えながら、渇きを癒す水を求められたと聞く。今般の法要では、総本山身延山の水を取り寄せ、法味を捧げ、渇きながら亡くなられた諸精霊に水を手向けるご供養を施し、修法師一同で世界平和を祈願する内容となった。本堂での法要が終わると、平和記念公園内の原爆供養塔に塔婆、法水、生花を持参し、皆で読経を捧げた…
原爆や戦火により奪われた多くの御霊が少しでも安らげるよう、二度と核兵器が使用されることがないよう、世界の人々が人種や宗教、それぞれの立場にとらわれることなく、平和の為に手と手が取り合える世の中になることを、願ってやまない。
広島ピースサイト http://www.pcf.city.hiroshima.jp/