お墓参り

関東から、お参りになられました。有り難いですね。
二十日から「秋の彼岸」が始まった。多くの方がお花やお供え物を持参し、お墓や位牌堂にお参りされている。“暑さ寒さも彼岸まで”とはよく言ったものだが、温暖化の影響かなかなか涼しくなってくれないようだ。
墓参される方は、亡くなった方と対話をしているように見える。「お参りに来ましたよ。」「今日も暑いですね。」「そっちはどうですか。」等々… それぞれが、故人の眠るお墓に何かを語りかけているようだ。そんな姿を見ていると、なんだか心が温かくなる。
“生”を受ければ、必ず“死”をむかえなくてはならない。この道理から逃れることは誰一人出来ないが、“死”を恐れるのではなく、“生”を充実させるよう努めていただきたいものだ。
『布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧』 施しの心を養い、自らを戒め、我慢する力を育て、常に努力し、心を安定させ、正しい目線で物事を判断をする… 心がけ一つで、人生そのものが変わってくるはずである。「彼岸」はそんなチャンスを与えてくれているのではなかろうか。