職員会議

保育終了後、全職員で各クラスやグランドを掃除します。発表会に備え、100枚以上のマットを洗って会場準備をします。
当保育園では週に一度、全職員による『職員会議』を開いている。
会議では、園児の事はもとより、年間行事をはじめ各行事についての打合せ、各職員からの報告、クラスごとの出来事等々が話しあわれる。職員全員が園内のことを把握し、意思の疎通をはかる為には重要な場でもある。
年間行事に関しては、“子供たちの成長”を主眼に、様々なアイデアを出し合って内容を協議している。12月には『発表会』を控え、クラスごとの出しもの、全体の出しものと、担任をはじめ全職員が一丸になって案を練ってきた。あとは、子供たちが練習の成果を、本番当日に発揮してくれる事を願うのみである。
毎年の事ではあるが、保育士にとってはこの時期が、一番の繁忙期ではなかろうか。毎日の保育にプラスして、出しものの練習、練習後の子ども達のケア、衣装や小物、舞台の小道具・大道具の準備製作、会場準備等々…見ていても、その頑張りがヒシヒシと伝わってくる。製作等は子ども達を降園させてからの作業となり、思った以上に時間がかかることがしばしばである。
一つの行事を成功させるには、企画、打合せ、準備、確認、実行、そして反省の繰り返しではなかろうか。表面には見えないが、その裏では並々ならぬ労力を要することが多々ある。だが、行事が終わった後の“子ども達の頑張り・成長ぶり”や“言葉にならない達成感”を味わうことが出来るのも、日々の積み重ねがあるからに他ならない。感極まり涙する保育士を、私は毎年見させてもらっている。
福祉の職場は“人の気持ち”が活かされてこそ、輝くことが出来る職場だと思う。今後も一人一人が輝けるよう、創意工夫していきたいと思う。