サイクル耐久レース

初めての国際サーキット場に感動しました。間もなくスタート!次第に緊張が高まります。
10月9日体育の日、息子のたっての願いであった『サイクル耐久レースin岡山国際サーキット』キッズレースの部に参加する。自転車好きの息子がテレビのコマーシャルを一目見るなり「出たい!」と叫んだのが事の始まりである。この日を迎えるにあたり、親子で自転車に乗る時間を多少増やし、練習は積んだ(?)つもりである。息子の自転車はマウンテンバイク(MTB)で、自転車好きもあって、日頃から近所を散策したり、友達と遊びに出たりと、親の知らぬまに行動範囲を広げつつあるようだ。
当日、少しひんやりとした秋空の下、6時30分からの受付を済ませ(「こんなにも自転車好きの連中がいるのか!」と思うほどの人だかりであった。)、まだ目覚めていない体を覚醒する為に試走をはじめる。一周約3.7㎞のコースをゆっくり確かめながらこいで走る。アップ、ダウンも結構あり、本気で走るとかなりきついコースのように思えた。「目標は1位だ」と意欲は充分。試走を2週ほどして、しばし休憩。8時過ぎには4~6歳の部(400m)が開始となる。このクラスはみんな幼く、見ていても可愛いらしかった。続いて7~9歳の部(1.9㎞)になり次第に熱をおびてくる。
9時過ぎに10~12歳の部(3.7㎞)がいよいよスタートの順番を迎え、息子の表情も真剣になってきた。このクラスは小学校4~6年生までに当たり、体格差もさることながら、自転車の種類が一般(ロードタイプ)に近いものがかなり多く、服装も本格派のライダーが多い。息子も自転車の“差”を感じてか何やら言っていたが、「本気でこげば差は無いはずだ!」と丸め込み、カウントダウンが始まりスタートとなった。
優勝は6年生の女子で、見るからに練習を重ねてきたような子であった。タイムは6'50。息子も健闘したが9'05のタイムで、61人の参加者のちょうど中ごろであった。レースを終えた息子は、全力で自転車をこいだせいかヘトヘトの顔をしていた。そんな彼を見て、父親としてはとても嬉しかった。
早々に自転車を車に載せ、会場を後にする。ちょうど帰路にに岡山県指定天然記念物「横川のムク」があったので立ち寄り、樹齢1000年をこえるムクの霊気を全身に浴びる。また、自然豊かな道中には天然の栗が自生し、立派な実が沢山落ちていたので栗拾いを家族で楽しんだ。秋の“自然の恵み”は有り難いものである。
今回のレースを経験し、息子も色んな意味でひと回り大きくなってくれたことであろう。そんな余韻を残しながら、来週は空手の大会が待っている!
樹齢1000年以上のムクの巨木。霊気を感じます。驚く事に、自然の栗の実がたくさん収穫できました。