檀信徒研修道場in高知

今回、中四国教区から70名近くの檀信徒が参加しました。高知・要法寺に格護されている、日蓮聖人御真筆の御本尊。立正大学名誉教授・中尾堯文先生による講義を、お受けしました。宿泊地の桂浜付近の景色。太平洋の水平線が美しいです。
10月7日、当山檀家役員のMさんと義父を引率し、高知で開催される「第22回檀信徒研修道場」に参加する。「檀信徒研修道場」とは、教義や仏事作法等を学ぶ、中国・四国地方の檀信徒を対象とした一泊二日の研修会のことである。Mさんは御年86歳になられるが、各種研修会はもとより、昨年はカンボジアで行われた「平和の行進」にも参加され、アンコールワットを唱題行脚された経験を持つ、信仰熱心なお方である。
午前9時に当山を出発し、お昼頃には会場に到着し受付を済ませる。すでに多くの檀信徒が集まっておられた。今回会場となる妙國寺の御山主は、高知県宗務所長の要職につかれ、また宗門では幅広く活躍されておられる方で、私自身も平成4年に大荒行に入行した際に、とてもお世話になった方である。
開講式の時間となり、本堂に参加者全員が集合し法要が始まる。読経、唱題と続き、二日間の日程の無事終了を皆で祈願する。
本堂には高知・要法寺様からお借りした、日蓮大聖人の御真筆「大曼荼羅」が掛けられ、講師の中尾堯文先生から説明を頂戴する。その後の講義でも参加者は全員、熱心に聞き入っていた。
夕刻には宿泊会場となる桂浜荘にバスで移動し、身支度を済ませ夕食をとる。夕食といえども研修会の一部であり、食前には『食法(じきほう)』を唱和し、食後には「お題目」をお唱えするのが基本である。こうして1日目の研修が終わり、明朝の龍王岬でのご来光に備え早めの就寝となった。
日が変わって早朝5時。ホテルのロビーに皆が集合しだし、間もなくして龍王岬に出発。道中は団扇太鼓にあわせて「お題目」をお唱えし、約20分の行進であった。岬に着くと読経が始まり、お題目を15分程お唱えした頃だろうか、水平線の向こうから旭日が顔を現し、我々を包み込んでくれた。何とも言えない感動が全身に伝わる。
2日目は、午前中の講義が終わると閉講式となり、終了証が参加者に手渡され、全日程を1人も欠けることなく無事終了となる。
今回開かれた「檀信徒研修道場」では、私自身も多くの事を学ばせて頂いた。こんな素晴らしい機会を下さった高知の各御寺院様には、心から御礼申し上げたい。
午前5時に起床し、龍王岬に登りご来光を迎えます。眩い旭日に全員が包み込まれる、感動の一瞬です。

檀信徒研修道場in高知” に対して1件のコメントがあります。

  1. タイガー より:

    お疲れ様です!!
    すっごい本格的なホームページですね。
    僕も見習わせていただきます!

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