スイミング

「講話」をする副住職。写真を撮って頂いたI様、有難う御座いました。40名を超える会員様の出席でした。
本日、福山東ロータリークラブのゲストとして、例会にご招待頂いた。
当山役員のS様より“ご縁”を頂き、例会では約30分の講話をさせていただいた。
12時30分、会長の開会宣言に始まり、「ROTARY SONGS」を全会員で斉唱し、昼食をとりながら、議事の進行がテキパキと進められていく。
会員の皆様は、それぞれお忙しい立場であろう事が肌で感じられる。
13時を少し過ぎた頃にS様より会員皆様にご紹介を頂き、講話を始めさせていただく。今回は私が大荒行に三度目の入行した時の体験談を踏まえながら、当山に「福山城東外堀石垣」が移築されるまでの不思議なご縁や、「ブルガリア民俗舞踊団」のホームステイ受け入れ、更には吾宗独自の「祈祷修法」を解説させていただいた。
とかく、経済と宗教は関係が薄く感じられるが、経済を担うのは人であり、人を動かすのは「心」である。その「心」を豊かにする為に、“生きた宗教”を活用して頂きたいと私は思う。
私は修行の中で、「物」と「人の気持ち」の有り難さを、痛烈に感じさせていただいた。何でも手に入る現代、便利さと引き換えに“人の心の温かさ”を失っている気がしてならない。どの業種も最終的な決断を下すのは人であり、その人の心が偏っていれば、それなりの結果しか返ってこないであろう。
学歴重視の社会から個性重視の社会へと変化している昨今、佛教が説くところの「心のあり方」を多くの方に知っていただきたい。また、過去から脈々と流れている「因縁」を背負って、我々は“生かされている”のである。
そんな講話のご縁を頂いた、S様をはじめ、福山東ロータリークラブ様、更に「福山城東外堀石垣」保存にご協力下さった皆様には、心から御礼申し上げたい。
広いプールで、気持ち良かったです!
9月に入り、涼しく過ごしやすい日が続いている。8月の猛暑と比べれば、今の気候はまさに霊山浄土である。8月は「お盆」月でもあり、お寺では毎日が慌しく過ぎていった。そんなこんなで「今年も泳ぐことが出来なかったなあ」と思っていたが、息子のひょんな一言で親子3人、プールに行くことになった。
小学校の課外授業でローズアリーナ[(財)福山市体育振興事業団]のプールに泳ぎに行ったことを息子が教えてくれ、「今月の15日でプールが終わるんだって。楽しかったな~」と一言。以前から「健康管理の為に体を動かしたい」と言っていた妻の言葉も思い出し、早速電話で確認してみる。聞けば、午前・午後・夜間の時間帯で個人の利用も出来るそうだ。“善は急げ”早速、水着をタンスの奥から引っ張り出し、親子そろって夜間の時間帯にくり出すことにした。平素は屋内競技場として使用されているが、夏期は屋内プールになっているようである。更衣室で着替えを済ませ、息子の案内にてプールへ…。なるほど、確かに大きくて広々としたプールである。縦が50m、横が23.5mあるそうだ。準備体操をして、水の中へ…久しぶりの感覚に、ついつい嬉しくなる。妻も合流し、それぞれが軽く泳ぎだす。平素使っていない筋肉を動かし、水の浮力を楽しみながら心地よく運動が出来るのが、スイミングの魅力であろう。
途中休憩を入れながら約1時間…プールから上がると全身に脱力感を感じる。
帰って遅い夕食をとりながら皆で話をし、「また行きたいね」とそれぞれが満足した様子であった。その夜、布団に入ると、瞬時に眠りの世界に落ちていた。
健康管理をする上では、“食事”、“適度な運動”、“心の安穏”が大切だと思う。今月は「彼岸」月であり、季節の変わり目でもある。体調を崩しやすい時季ではあるが、「小欲知足」で健康に留意し、毎日元気に過ごしたい。