空手道場にて

「一番大切なのは心構え」と、門弟を諭すM会長。
先週末は息子がキャンプに出かけ、久々に夫婦二人で時間を過ごすことが出来た。と言ってもお盆前の繁忙期で、法務と寺務で慌しく時間が過ぎていく中でのことであるが…
夕方にはひとしきり仕事も整理がつき、私は空手道場に練習に出かけたいと思っていた。いつもなら息子と二人で通っているが、キャンプでいないので「一人で行ってみよう」と思っていた。ふと、「日頃、寺務に追われて、なかなか体を動かす機会がない。」と言っていた妻の言葉を思い出し、冗談で「一緒に行く?」と尋ねたところ、「行ってみたい!」との返事、すぐさま準備を整え、いざ出発。
私達が日頃お世話になっている『空手古武道・龍真会、ドラゴンジム』は幼年、少年の門弟が沢山所属され、親子門弟や一般門弟はもとより、有段者、プロライセンスを修得された方も練習に来られている。また、空手、キックボクシング、柔術はもちろん、ウェイトトレーニングのマシンも充実している。本来なら親子同伴でなければ練習に参加できないところ、M会長のご好意により妻も参加させて頂く。柔軟運動で体をほぐし、基礎体力で体をあたため、パンチンググローブをつけてボクササイズ、日頃使っていない筋肉を動かし、心地よい汗をかかせていただく。練習後にはM会長と、色々お話をさせて頂いた。
龍真会のM会長は、武道の中で『精神(心)』を鍛錬する事を、基本に考えておられ、自らも様々な環境に属し、日々鍛錬を積まれておられる。
空手道場最高師範、薬局店経営、薬剤師としての病院勤務、美容師専門学校講師、文化センター講師等々…まさに達人の域である。
どの道も究めていくと、『精神(心)』の鍛錬に行き着くようである。そんな実践を積まれる会長との出会いで、我々も多くを学ばせて頂いている。今後も斯道を極められ、多くの方の「心の支え」となるべくご指導をお願いしたい。押忍。