伝える

本堂の準備も整いました。
早いもので明日は春分、お彼岸の中日である。
多くの方が墓参に来られ、思い思いにお墓を掃除されている。
お彼岸中日は、午前十時から「春季彼岸会大法要」を行い、檀信徒各家のご先祖様をはじめ、有縁無縁の諸精霊を懇ろに供養させていただき、そのあと法話と続く。
今回の法話は、『お寺で営むお葬式Ⅱ』と題してお話しさせていただく予定で、「葬式」本来のあり方を皆様に問いかけてみたい。
有り難いことに、実際にお葬式を出されたご遺族の方々からお話をお伺いすることが出来た。
悲しみの中で体験されたこと、色々と感じられたことを、お聞かせして頂き、「多かれ少なかれ、変えていかなくてはならない部分がある」と感じた。少しでも多くの方にこのことお伝えしたい。
我々僧侶は、多くの方に“心”を伝えていかなくてはならない。
難しくもあるが、実に意義深いことである。